理系で研究職以外の職業8選。あなたに向いている仕事を教えます

理系で研究職以外の職業8選

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「研究員だけど、自分に合っていない気がする」

「理系学生には研究職以外の道はないのか?」

と悩んでいる方。朗報です。

研究職以外にも理系にできる職業は数多くあります。

しかも、それぞれの職種に異なった特徴がありますので、研究職よりもピンとくる職業が見つかる可能性は高いです。

どのような仕事があるのか詳しく見ていきましょう。

目次

理系ができる研究職以外の職業8選

弁理士

特許庁

弁理士の仕事内容

弁理士は、特許などの知的財産権に関する業務を行う職業です。

基本的に特許事務所に勤務することになります。

顧客から発明内容をヒアリングし、特許出願書類を作成する業務が中心です。

理系の専門知識が業務に活かせますので、弁理士は研究職のセカンドキャリアとして人気のある職業です。

弁理士になるには

弁理士になるには、弁理士試験に合格し、弁理士登録する必要があります。

資格を取っていなくても先輩弁理士の管理下、業務を行うことができますので、仕事と勉強を並行して進めることが可能です。

弁理士について詳細は下記の記事からどうぞ。

弁理士に向いている人の特徴

  • 文章を書くのが得意 or 好き
  • 新しい技術への関心が高い
  • 自由な働き方をしたい

技術職公務員

技術職公務員の仕事内容

技術職公務員は、科学分野で国や地方自治体に奉仕する職業です。

仕事内容は区分によって大きく異なります。

区分仕事内容
土木職道路・上下水道などインフラ整備に関する計画の立案、住民との交渉、業者への発注など
建築職学校・図書館・公民館・ダムなど公共施設の建築・修繕に関する業務など
機械職公共施設の空調・給排水・衛生設備、エレベータ・エスカレータの設置や修繕に関する業務など
電気・電子職電気・電子が関わる設備の管理・修繕、交通機関の技術基準の作成など
数学職・情報職・物理職社会保障制度の課題解決、国勢調査などの統計調査の実施など
化学職・環境職・衛生職環境調査、環境プロジェクトの立案、労働の場での安全衛生に関する指導・監督

技術職公務員になるには?

公務員は、中央官庁やその出先機関で働く国家公務員、県庁や市役所で働く地方公務員の2種類があります。

国家公務員になりたい場合、国家公務員(総合職または一般職)試験に合格した後、官庁訪問を経て採用が決定されます。

一方、地方公務員の場合、地方公務員(地方上級)試験に合格することが必要です。

募集中の技術区分、人数、年齢制限などは自治体ごとに異なりますので、募集要項でチェックしてください。

技術職公務員に向いている人の特徴

  • 堅実に働き、経済的に安定したい
  • 公益性の高い仕事がしたい

コンサルタント

コンサルタント

コンサルタントの仕事内容

コンサルタントは、企業からの依頼を受けて企業経営上の課題解決をサポートする職業です。

文系職のイメージがあるかもしれませんが、理系出身者も活躍できる職業です。

理系の場合、顧客の製品・保有技術を理解するための技術知識、各種データを解析するスキルを活かすことができます。

コンサルタントになるには?

コンサルティング会社に就職することでコンサルタントになることができます。

必須資格はありませんが、公認会計士・税理士・中小企業診断士・MBA(経営学修士)といった資格が就職に有利に働きます。

コンサルタントに向いている人の特徴

  • 論理的思考に長けている
  • コミュニケーション力がある
  • ハードワークに耐えるだけの体力とメンタルがある

アクチュアリー

アクチュアリーの仕事内容

アクチュアリーは保険数理士・保険数理人とも言われます。

保険や年金などのシステムにおいて、統計学・確率論を駆使して保険料率・支払い保険金額の算出、収支の評価、商品開発を行う職業です。

また、近年では従来の業務に加えて、企業のリスク管理・経営企画などの場での活躍も期待されています。

アクチュアリーになるには?

アクチュアリーになるには、公益社団法人日本アクチュアリー会の正会員になる必要があります。

アクチュアリー試験の1次試験に合格して準会員に、2次試験にも合格して正会員になることができます。

試験は、最終合格までに平均8~9年までかかるほどの難関です。

アクチュアリーに向いている人の特徴

  • 数学が得意
  • IT・政治経済など社会の動きへの関心が高い

アナリスト

アナリストの仕事内容

アナリストは、株式・債券・為替・不動産の値動きを予測して顧客資産を運用します。

経済知識はもちろん、データ分析のために数学的な素養が必要ですので、理系のアナリストも多くいます。

アナリストになるには?

アナリストになるには、証券会社・銀行・保険会社などに就職し、適正を見て選ばれる流れが一般的ですが、アナリストに選ばれるのは狭き門です。

資格は必須ではありませんが、証券アナリスト協会の通信教育講座・検定試験を受けて検定会員になっておくと有利になります。

アナリストに向いている人の特徴

  • 政治経済に関心がある
  • 情報収集やデータ分析が得意

小中高校教諭

教室

小中高校教諭の仕事内容

教諭の主な仕事は児童・生徒の学習指導です。

小学校ではほぼ全教科を、中学・高校では1つの専門科目を指導します。

また、勉強だけでなく、生活指導、保護者への対応、場合によっては部活動の指導も行います。

小中高校教諭になるには?

小中高校教諭になるには教諭免許状を取得し、教員採用試験に合格することが必要です。

下記表のとおり、学校ごとに必要な免許状は異なります。

特に高校教諭免許状は短大で取得できない点が他と大きく異なります。

小学校教諭・短大、大学、大学院で所定単位を取得し、小学校教諭免許状を取得すること
・教員採用試験に合格すること
中学校教諭・短大、大学、大学院で所定単位を取得し、中学校教諭免許状を取得すること
・教員採用試験に合格すること
高校教諭・大学、大学院で所定単位を取得を修了し、高校教諭免許状を取得すること
・教員採用試験に合格すること

小中高校教諭に向いている人の特徴

  • 人に教えるのが好き
  • 子どもが好き
  • 周囲に気配りができる

塾講師

塾講師の仕事内容

塾講師は学校教諭とは異なり、学習指導に特化しています。

塾のタイプは大きく2つ、10~30人程度を教える集団塾と、近年、増加してきている個別指導塾です。

集団塾では、黒板かホワイトボードを使って多人数に授業を行います。

一方、個別指導塾では、個人個人の習熟度に合わせて1~3人を指導します。

塾講師は授業以外の時間には、教材作成、生徒との面談、営業活動などの業務を行います。

塾講師になるには?

塾に就職すれば塾講師になることができます。

必須資格はありませんが、担当科目に関する資格があると有利です。

英語なら英検・TOEIC、国語なら漢検、数学なら数検といった資格があります。

塾講師に向いている人の特徴

  • 人に教えるのが好き
  • 学習指導に専念したい

技術営業

技術営業の仕事内容

技術営業は、技術知識を活かして自社製品を顧客に提案する仕事です。

技術を深く理解していることが通常の営業との大きな差です。

技術知識の他に、顧客の質問・要求を聞き出して適切に回答するコミュニケーション力、製品をアピールするプレゼン力が必要とされます。

また、製品設計などエンジニアとしての仕事を兼務する場合もあります。

技術営業になるには?

技術営業になるには、エンジニア・営業のいずれかから転身するのが一般的です。

エンジニアからの場合、すでに技術知識と技術力はありますので、セールス力を身に付けていくことになります。

営業出身者は逆に技術知識をこれから身に付けていく必要があり、理系のバックグラウンドがなければ厳しいでしょう。

技術営業に向いている人の特徴

  • 新しい技術への関心が高い
  • 人に説明するのが得意
  • 人から感謝される仕事がしたい
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